「奇跡が!」+竹発2007年センター分析+スルメ

(1)天国と地獄・・・


「最後の最後で奇跡が起きました!」


反意表現・・・


「今までありがとうございました。○にたい」




TA追記)明日は明日の風が吹く・・・。耐え抜け!

= Tomorrow is another day. Bear and forbear!


[考え方] 「明日は別の日」








(2)竹岡広信発 2007年センター英語分析


総評:随分と形式が変わった。難問ということはないがやや平均点は下がるのではないだろうか。詳しくは左の集中講義及びブログにて。
今年もこのブログにちょこちょこ書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


2007年1月21日 (日)

2007年センター英語分析Jan/21/2007


第1問 :大幅に変更
なんとアクセント問題や文強勢問題がなくならないばかりか、発音識別問題までもが復活。「難聴者など完全に無視します」という宣言と考えてよかろう。作成部会のメンバーは、やはりプライドだけが高いアホはエリート(まがいの)集団に過ぎないのだろうか??A問1と問2は健常者でも発音識別に慣れていない者には難しいはず。アクセント問題も問1がやや難。Cの問題は問2は「消去法」を徹底しなければ難しい。




第2問 :変化なし:ただし会話の配点が従来の倍の各4点に

Aの文法問題は問3の permanent teeth 「永久歯」 は1989年の追試で出た a permanet job の類題。選択肢に forever という副詞があり、品詞識別が困難な学生には難しい。あとは問5はセンターで頻出の付帯状況の with。問11の have a close look at〜もやや難しいはず(試行テストの語句整序問題にあった)。

会話は、特に問3が難しい。be my guest. や,It is on me. の口語的な表現の知識がなければ「しんどい」問題かもしれない。

語句整序は問1の get around の処理がやや難しい。ただどの問題も「難しくてどうしようもない」というレベルの問題ではない。



第3問:大幅に変更

Aは、従来の therefore などを入れる問題が姿を消した。あるまとまりのある文を読ませて単語や熟語の推測をさせる問題。これからの単語集のあるべき姿を示しているような気がする。特に問1が難しい。この問題に対する有効な対策が現時点では思いつかないが、韓国のセンターに類題があったはずである。

Bも、従来の文整序がとうとう姿を消した。パラグラフを要約する力が必要な問題になった。全般的にやや難だと思われる。ここで時間を使ってしまった人が多いのではないだろうか?

Cも、従来のものとは若干違う。文の内容も評論文ではなく、軽いものになっている。解答番号の36の②のワナにかからなければ全問正解も可能だと思われる。



第4問:やや変更/配点も各7点が、各6点に変更。

ABの2つの問題に分かれたため、読解量がずいぶんと増えた気がする。Aのグラフの問題では問2のワナにかからなければ満点は十分に可能。

BはあきらかにTOEIC の形式を真似た問題。必要な情報だけを短時間で見つけなければならないので、ちょっと面倒である。これからはTOEIC形式の問題をやらさなければならないのかと思うとうんざりである。book = reserve などを用いる小賢しい問題。



第5問:若干変更

 ABの2つの問題に分かれたため、やはり読解量が増加した。Aは問1がやや難しい。言い換えに注意しないとワナにかかりそうである。

 Bの問題は実際に田平先生とゲームをやって遊んでみた。結構複雑なゲームである。これは問1も問2も難しいと思われる。



第6問:配点が変更Aが各5点になり、Bが各6点になった。Aは問5がやや難。Bでは選択肢の②の would がおかしいことに気がつけば間違わない。    

2007年1月21日 (日) 17時39分






TA追記)

ドラゴンイングリッシュ→ http://takeokajuku.cocolog-nifty.com/ 

竹岡塾→ http://eniac.hp.infoseek.co.jp/takeoka/



TA追追記) 「猫英語=catenglish=メデミル」アクセス

2007年1月21日(日)24:49現在 490790!

→ http://homepage2.nifty.com/catenglish/



竹岡塾HP 012436!






(3)スルメ;センター直後スペシャ


スルメ;センター直後スペシャル [復刻版;もはや古典?]


とうとうセンター試験も終わりました。みなさん如何でしたか?
 英語の問題傾向ががらりと変わった、長文が長くて読み切れなかった、数Ⅱで大失敗した、 日本史が難しかった…。みなさんの思いは本当に色々あるでしょう。このセンター直後の時 点で、みなさんにタケバタが貢献できる事、といえば、みなさんの中に渦巻いている不安や 「もやもや」に対し、どう眺めればいいか、の参考例を伝授する事だと思います。ま、能書き はこれくらいにして、早速本題に入りましょう。



・ 「○○」の点数がむちゃくちゃ悪かった。

→英語などを中心に、こう言う人がかなりいるかと思います。しかし、まず考えて欲しいのは、平均点に比べて自分がどれほど悪かったのか、という事です。平均点がむちゃくちゃ低いなら、自分の悪さもそう際立ったものになりません。

 今から6年前のセンターでは、急にむちゃくちゃ難しくなって、センター直後にパニックに陥 る人がいました。しかし、平均点が下がっている場合は、自分が10点下がっても、まわりもみな 同じように下がっている場合が多いのですから、平均点が出るまで。不必要に動揺する必要は ありません。



・ この一年頑張ったつもりだったのに、現役の時の点数とあまり変わらなかった(逆に下がっ た)。ショックだ。この一年はなんだったのか。浪人の意味があったのか…

→点数、これは正直、その時々、そのテストごとによって変わるものです。現役の時より頑張っ たからといって、浪人すれば必ずセンターの点数が上がるものではありません。現に僕自身、現役 の時より浪人のセンターの点数の方が下がりました。しかし、その時だって、僕は決して「この 一年はなんだったのか」「浪人の意味があったのか」とは思いませんでした。

 確かに僕も大きくショックを受け、大きく落ち込みました。もうリサーチの日には、ショック のあまり、丸付けが進むうちに、言葉が出なくなった事を覚えています。ショックを受けるな、 と言ったって、受けるものはしょうがないでしょう。

 だけど、僕が最初に言った事を考えてみて下さい。今回のセンターは、あくまでも今回のセン ターです。確かに点が下がったところで、逆に言えばたまたま今回、難しいセンターに当たって しまったのです。

「そんなん言ったって、このテストに人生かけているんやで」

 と言われそうですが、でも、もうセンター試験は済んでしまったのです。悔しい、という気持ち は大切にして欲しいです。しかし、その気持ちから自分の過去をいたずらに否定するような事は して欲しくないのです。

 努力して、うまく花が開く場合もありますが、努力したってそれ相応の結果が出ない場合だって あります。しかし、だからと言って「この一年はなんだったのか」と回顧したって、そんな否定 モードで振り返っても、せいぜい「あれをやっておけばよかった」という後悔しか出てきません。 そしてもし皆さんが、そんな後悔ばかりしている浪人生に成り下がってしまうなら、 本当に「何の ために浪人したのですか?」と僕は尋ねたいです。

 みなさんが浪人をした理由、多くの人の場合、その答えとして、「現状に満足できなかった」 「可能性を試したかった」というのが主な理由のはずです。そして、なんとか自分が上昇する ために、様々な努力を重ねてきました。まわりで楽しそうな大学生がいるのを尻目に、予備校に 何とか通い続けました。歯を食いしばってきました。我慢を重ねてきました。そんなみなさんの 努力が、たかが一試験の結果だけで、全否定されていいのでしょうか。そんなに皆さんの努力って、 浅はかなものですか。 実は、みなさんは「こんなに努力をしたのに」単に点数として証明され なかったから、「報われない」と感じているだけではないですか。

 だから、ここでこそふんばって欲しいのです。「次の試験では絶対に報われてやる!」って。 センターが終わってしまってから、その点数のことに心を惑わされているのは、決して賢い受験 生とは言えません。

 今、大切なのは「熱い心」と「冷めた頭」です。自分が受けたショックという否定的な感情を 「次の試験こそ!」という肯定的な感情にうまく変えてやれるかどうか、で受かる大学が今から 一月後でも全く変わってきます。そして、結果をうまく導くために必要なのは、「冷めた頭」 なのです。そして、その「冷めた頭」とは、状況を冷静に的確に、つまり論理的に判断すること です。



・ とてもこの点数では自分の第一志望に届きそうになく、もう頭の中が真っ白だ。

→先ほどの「冷めた頭」という言葉を思い出して下さい。今、大切なのは自分のとった点数を 冷静にきちんと見つめる事です。全体の中で、傾斜配点を考えた上で、自分の点数がどの辺りの 位置を占めるのか、冷静に考える事です。だから、リサーチが帰ってくるまで、まずは待ちま しょう。早急に勝手な結論をつけるのは辞めましょう。はやる心はわかります。熱い気持ちも わかります。しかし、熱さのあまり、真っ白になったって、何の得にもなりません。



・ 点がわるくて、何も手につきそうにない。

→気持ちは分かりますが、そんなに逃げていて、何か生み出すでしょうか。後悔の気持ち以外の 何物も生み出しませんよねぇ。一方、私大や国公立の二次試験っていつから始まりますか。もう すぐですよねぇ。それなら、泣きたいなら今日は思いっきり泣きましょう。わめきましょう。落 ち込みましょう。そして早く寝ましょう。でも、明日から、勉強しましょう!!

 私大の入試まであと10日ぐらいしかないはずです。今からの一日一日の大切さは、普段の 一週間以上に相当します。今日以後の1日を無駄にするたびに、普段の1週間分を捨てている のと同じ事になるのです。自分がかわいそうに思うのも大切です。だから、今日は充分「自分 にかわいそう」と言ってあげて下さい。でも、試験はまだまだ続くのでしょう。そして、もう 浪人はいやでしょう。ならば、明日からは悠長な事を言っていないで、一刻も早く受験勉強に 戻るべきです。悔しい気持ちは、自分の努力でしかやはり報われません。



・ 第一志望に望み薄になってしまった。

→4月に入学できる大学は一つしかありません。だから、この機会に、データが帰ってくる までの間、自分は「大学の名」と「行きたい学部・学科」のどちらを重要視するか、じっくり考 えて下さい。結論はすぐにつけなければならないのです。二者択一を迫られている人が多いはず です。どちらにすべき、なんてありません。自分が純粋に重きを置いているほうを、大切にすべき です。ただし、点数と言う現実をしっかりみつめている限りにおいては、と言う事を忘れないで 下さい。夢は、現実の状況にさらされてのみ、実現が可能になってくるはずですから。



・ 案外点数が取れてしまった。

→おめでとう。純粋に喜びましょう。今日は自分を誉めてあげましょう。そして、ノリノリになった うちに、だからもう今日から、二次・私大の事を始めて下さい。勢いがついていれば、実力の2割 増しぐらいの力に化ける事は出来ます。


<今日のおさらい>
「熱い気持ち」と「冷めた頭」は共に大切です。点数が低くても「負けるもんか!」というやる気 (熱い気持ち)につなげればいい訳で、自分の今までを打ち消す材料にしたって、何の成果も生み 出しません。するだけ「無駄!」です。そして、点数は冷めた眼で見ましょう。これなら、どの 大学・学部に行けるか、を冷静に考えるためにも、明日から仕切りなおしをするためにも、今日は 早く寝て下さい。今からが一番の勝負です。最後まで絶対に諦めずに、がんばろうよ。

そして、三月に、笑顔で合格祝賀会で皆さんと再開できる事を心から祈っています。

大切なのは、自分を信じた上で、勉強を継続する事、それのみです。しつこく言います。遅くとも 明日からは、勉強を再開するのですよ。」