「川原の最強英作文!」 (その17)

自由英作文必勝法 No.1 

その1:英文を書くパターンを身につけてしまう。
特にdiscourse marker [ 会話に使うつなぎの言葉 ] が大切!



①譲歩
of course (もちろん) certainly (たしかに)   indeed (なるほど)
It is true [certain] that….. (たしかに….である)  
may / might (…..かもしれない) can / could (…..かもしれない)  
would (…..だろう)


②逆接
but (しかし)  however (しかし)  yet (しかし)  nevertheless (しかし)
Although[ Though ] 〜, …..(〜だが、…..) Even if〜,….. (〜だが、…..)
not〜but….. (〜ではなく…..) not〜. Instead,….. (〜ではなく…..)


③類似
just as….. (ちょうど…..のように) just like….. (ちょうど…..のように)
like…...(…..のように)   similarly (同様に) 
in the same way (同様に)


④結果・結論
therefore (したがって;その結果)   then (したがって;その結果) 
so (したがって)   as a result [ consequently ] (その結果)
〜so that ….. (〜である。その結果…..)  hence (したがって)
thus (したがって) this is why…..(このようなわけで…..)
that is why……(そのようなわけで…..)  


⑤対比
while [ whereas / by contrast / meanwhile ] (一方で)
some / other (あるものは/他のものは)  
one / another (一つは/もう一つは)  one / the other (一方は/他方は) 
on the other hand (他方では) ; [セミコロン](一方で)
in contrast to〜, ….. (〜に対して…..)


⑥例
for example [ instance ] (たとえば) suppose (たとえば)
including…..(…..を含めて;…..など)
such as……(…..のような;…..といった)
like…..( …..のような;…..といった)
:[コロン](たとえば)   −[ダッシュ] (たとえば;すなわち)     
take…...as an illustration (例として…..を取り上げる)


⑦言い換え
in other words (言い換えれば) that is (すなわち) :[コロン](すなわち)
; [セミコロン] (すなわち)   −[ダッシュ](すなわち)   or(すなわち)
in short (要するに)    in brief (要するに)
in a word (一言で言えば;要するに)


⑧列挙・追加
first / second ….. last (第一の/第二の…..最後の)
some / others / still others (あるものは/他は/また他のものは)
one / another / the other (あるものは/別のものは/残りは)
; [セミコロン](また) also (また) in addition (さらに;加えるに)
or (あるいは)  furthermore [ moreover / besides ] (そのうえ;さらに)
not only〜but also….. (〜だけでなく…..も)
not to mention….. (……は言うまでもなく) 




その2:書く内容は必ずしも実話でなくてもよい。自分が書きやすいように話を作ればいい。


その3: 志望大学の過去問をやりこんで頻出のテーマをストックする。5〜10年分は必須!





TA追記)まずは、一気に、5〜6回は音読してしまおう。2〜3回でOKという受験生は、京大実戦模試でB判定以上の高得点者のみ。OK?



TA追追記)高3受験生,「苦労人」受験生共に頑張ろう!頭の中に英文が整理されて入っている受験生は、やはり強い。頭の中の英文が整頓されていない受験生は、強くない。頭の中が白紙の受験生は・・・「論外」!

アスタマニャナ!=またあした!(また来年!)
おたっしゃで、ごきげんよう・・・





TA追追追記)もう一度再録します。バタ先生発・・・



スルメ;センター直後スペシャ


とうとうセンター試験も終わりました。みなさん如何でしたか?
 英語の問題傾向ががらりと変わった、長文が長くて読み切れなかった、数Ⅱで大失敗した、 日本史が難しかった…。みなさんの思いは本当に色々あるでしょう。このセンター直後の時 点で、みなさんにタケバタが貢献できる事、といえば、みなさんの中に渦巻いている不安や 「もやもや」に対し、どう眺めればいいか、の参考例を伝授する事だと思います。ま、能書き はこれくらいにして、早速本題に入りましょう。



・ 「○○」の点数がむちゃくちゃ悪かった。

→英語などを中心に、こう言う人がかなりいるかと思います。しかし、まず考えて欲しいのは、平均点に比べて自分がどれほど悪かったのか、という事です。平均点がむちゃくちゃ低いなら、自分の悪さもそう際立ったものになりません。

 今から6年前のセンターでは、急にむちゃくちゃ難しくなって、センター直後にパニックに陥 る人がいました。しかし、平均点が下がっている場合は、自分が10点下がっても、まわりもみな 同じように下がっている場合が多いのですから、平均点が出るまで。不必要に動揺する必要は ありません。



・ この一年頑張ったつもりだったのに、現役の時の点数とあまり変わらなかった(逆に下がっ た)。ショックだ。この一年はなんだったのか。浪人の意味があったのか…

→点数、これは正直、その時々、そのテストごとによって変わるものです。現役の時より頑張っ たからといって、浪人すれば必ずセンターの点数が上がるものではありません。現に僕自身、現役 の時より浪人のセンターの点数の方が下がりました。しかし、その時だって、僕は決して「この 一年はなんだったのか」「浪人の意味があったのか」とは思いませんでした。

 確かに僕も大きくショックを受け、大きく落ち込みました。もうリサーチの日には、ショック のあまり、丸付けが進むうちに、言葉が出なくなった事を覚えています。ショックを受けるな、 と言ったって、受けるものはしょうがないでしょう。

 だけど、僕が最初に言った事を考えてみて下さい。今回のセンターは、あくまでも今回のセン ターです。確かに点が下がったところで、逆に言えばたまたま今回、難しいセンターに当たって しまったのです。

「そんなん言ったって、このテストに人生かけているんやで」

 と言われそうですが、でも、もうセンター試験は済んでしまったのです。悔しい、という気持ち は大切にして欲しいです。しかし、その気持ちから自分の過去をいたずらに否定するような事は して欲しくないのです。

 努力して、うまく花が開く場合もありますが、努力したってそれ相応の結果が出ない場合だって あります。しかし、だからと言って「この一年はなんだったのか」と回顧したって、そんな否定 モードで振り返っても、せいぜい「あれをやっておけばよかった」という後悔しか出てきません。 そしてもし皆さんが、そんな後悔ばかりしている浪人生に成り下がってしまうなら、 本当に「何の ために浪人したのですか?」と僕は尋ねたいです。

 みなさんが浪人をした理由、多くの人の場合、その答えとして、「現状に満足できなかった」 「可能性を試したかった」というのが主な理由のはずです。そして、なんとか自分が上昇する ために、様々な努力を重ねてきました。まわりで楽しそうな大学生がいるのを尻目に、予備校に 何とか通い続けました。歯を食いしばってきました。我慢を重ねてきました。そんなみなさんの 努力が、たかが一試験の結果だけで、全否定されていいのでしょうか。そんなに皆さんの努力って、 浅はかなものですか。 実は、みなさんは「こんなに努力をしたのに」単に点数として証明され なかったから、「報われない」と感じているだけではないですか。

 だから、ここでこそふんばって欲しいのです。「次の試験では絶対に報われてやる!」って。 センターが終わってしまってから、その点数のことに心を惑わされているのは、決して賢い受験 生とは言えません。

 今、大切なのは「熱い心」と「冷めた頭」です。自分が受けたショックという否定的な感情を 「次の試験こそ!」という肯定的な感情にうまく変えてやれるかどうか、で受かる大学が今から 一月後でも全く変わってきます。そして、結果をうまく導くために必要なのは、「冷めた頭」 なのです。そして、その「冷めた頭」とは、状況を冷静に的確に、つまり論理的に判断すること です。



・ とてもこの点数では自分の第一志望に届きそうになく、もう頭の中が真っ白だ。

→先ほどの「冷めた頭」という言葉を思い出して下さい。今、大切なのは自分のとった点数を 冷静にきちんと見つめる事です。全体の中で、傾斜配点を考えた上で、自分の点数がどの辺りの 位置を占めるのか、冷静に考える事です。だから、リサーチが帰ってくるまで、まずは待ちま しょう。早急に勝手な結論をつけるのは辞めましょう。はやる心はわかります。熱い気持ちも わかります。しかし、熱さのあまり、真っ白になったって、何の得にもなりません。



・ 点がわるくて、何も手につきそうにない。

→気持ちは分かりますが、そんなに逃げていて、何か生み出すでしょうか。後悔の気持ち以外の 何物も生み出しませんよねぇ。一方、私大や国公立の二次試験っていつから始まりますか。もう すぐですよねぇ。それなら、泣きたいなら今日は思いっきり泣きましょう。わめきましょう。落 ち込みましょう。そして早く寝ましょう。でも、明日から、勉強しましょう!!

 私大の入試まであと10日ぐらいしかないはずです。今からの一日一日の大切さは、普段の 一週間以上に相当します。今日以後の1日を無駄にするたびに、普段の1週間分を捨てている のと同じ事になるのです。自分がかわいそうに思うのも大切です。だから、今日は充分「自分 にかわいそう」と言ってあげて下さい。でも、試験はまだまだ続くのでしょう。そして、もう 浪人はいやでしょう。ならば、明日からは悠長な事を言っていないで、一刻も早く受験勉強に 戻るべきです。悔しい気持ちは、自分の努力でしかやはり報われません。



・ 第一志望に望み薄になってしまった。

→4月に入学できる大学は一つしかありません。だから、この機会に、データが帰ってくる までの間、自分は「大学の名」と「行きたい学部・学科」のどちらを重要視するか、じっくり考 えて下さい。結論はすぐにつけなければならないのです。二者択一を迫られている人が多いはず です。どちらにすべき、なんてありません。自分が純粋に重きを置いているほうを、大切にすべき です。ただし、点数と言う現実をしっかりみつめている限りにおいては、と言う事を忘れないで 下さい。夢は、現実の状況にさらされてのみ、実現が可能になってくるはずですから。



・ 案外点数が取れてしまった。

→おめでとう。純粋に喜びましょう。今日は自分を誉めてあげましょう。そして、ノリノリになった うちに、だからもう今日から、二次・私大の事を始めて下さい。勢いがついていれば、実力の2割 増しぐらいの力に化ける事は出来ます。


<今日のおさらい>
「熱い気持ち」と「冷めた頭」は共に大切です。点数が低くても「負けるもんか!」というやる気 (熱い気持ち)につなげればいい訳で、自分の今までを打ち消す材料にしたって、何の成果も生み 出しません。するだけ「無駄!」です。そして、点数は冷めた眼で見ましょう。これなら、どの 大学・学部に行けるか、を冷静に考えるためにも、明日から仕切りなおしをするためにも、今日は 早く寝て下さい。今からが一番の勝負です。最後まで絶対に諦めずに、がんばろうよ。

そして、三月に、笑顔で合格祝賀会で皆さんと再開できる事を心から祈っています。

大切なのは、自分を信じた上で、勉強を継続する事、それのみです。しつこく言います。遅くとも 明日からは、勉強を再開するのですよ。」





超重要!2003年センター直後スペシャル!


スルメ読者の皆さん(なんてまだいるのかどうか???)お久しぶりです。スルメ著者のタケバタです。 さて、実に3年ぶり!にスルメを書く気になったのは、センター直後の1月20日午後、近所のジュンク堂西宮北口店にて2人の現役F類が読書コーナーに赤本を山積みして、以下のような会話をしている場面に遭遇したからでした。


F1「秋田にしようか、でもここの問題難しいしなぁ…」

F2「あんた、神戸を目指していたんとちゃうの?」

F1「そりゃあ、夢やったけど、こんな点数じゃなあ。ところで、秋田大学って、やっぱり冬は寒いのかな? 秋田って北陸、じゃなかった、東北地方、だよね?」

F2「まさか知らんの? 東北も東北、青森の左下で豪雪地帯やで!!」

F1「うーん、私寒いの苦手やし、宮崎大学もええなぁ…。そうそう、あんたは結局志望校どうするの?」

F2「この点数やったら微妙やけど、第一志望の看護大に出そうかな」


 おそらく、僕の近所に限らず、こんな会話が日本中の赤本を売っている本屋で今日からしばらくの間、聞こえるのでしょう。さて、そんな会話を聞いていると、この「目で見る英語」にリンクを張っていただいた僕の”The Day After"の文章に少しだけ付け足しをしておきたくなったので、今日は少し書き加えさせてもらいます。


 書き足したくなったことを一行で書くのならば、こんな感じでしょうか… 現役生は10年先のため粘るべし。浪人生は足下を見て希望を絶やさず。

・私は何が何でも現役。もう勉強するのは疲れたからイヤ! 何大学の何学部でもなんでもいいから早く受かって遊びたい!

 →こう考える現役生の割合が、ここ数年でめちゃくちゃ増えてきたことを僕は実感しています。確かに終身雇用はとっくの昔に怪しくなり、今や公務員すら公社化して先行き不安定な中で、夢や希望が抱きにくくなっているのもよくわかります。そんな読めない未来を夢見るよりは、なんとなく今日明日遊んでいて、明後日のことはその時に考えたらいいや、っていう気持ちが心の中に浮かぶのも無理からぬものがあるのかも知れません。 

 しかし、ちょっとよく考えてみて欲しいんです。みなさんの「もう無理」「どうせ頑張ったって」「何をやってもムダ」などという判断は、一体何を根拠に出てくるのでしょうか? これまでの、言っちゃあ悪いけど微々たる努力と、それから自分の身の回りだけを見回した狭い視野の中での出来事から判断した結果ではないのですか? 

 もう少し努力すれば、ほんのちょっと他の人の意見に耳を傾ければ、簡単に覆るような、実に勝手で早計な判断ではないのですが? そんないい加減な判断に、自分の人生を委ねていいのですか? なによりも、すぐに投げ出してしまって、ほんとうによいのかな? 金銭的に自宅から現役で通わない限りスポンサーの親が認めてくれない、という事情があるのなら、それも仕方ないかも知れません。しかし、もしあなたのスポンサーが、いざとなったら浪人しても経済的には面倒をみてもよい、と言ってくださっているとしたら?そして、そんな状況にも関わらずあなたがただ「面倒だから」「しんどいから」という理由だけで、簡単に何ごともあきらめてしまおうとしているのなら? 本当にそんな簡単に諦めてよいのでしょうか?

 大学入試って、自分の生き方の証を自分にも他人にも示すいい機会です。選択肢は他にもあるのに、ただ「めんどうくさい」「しんどいのはいや」という理由だけで、志望校を妥協したりするのであれば、大学に入った後も同じ様な言い訳を繰り返し、ついには働くことも、夢を追うことも、もっと言えば真剣に遊ぶことだって「めんどうくさく」なってしまうかもしれまんせん。 現役生で、条件が許すのであれば、現役生は「第一志望は譲れない!」と言い続けて欲しいのです。一年くらい浪人したって、企業就職にはほとんど何の影響もありません。むしろ、自分の夢を押し通すために、浪人という挫折を乗り越えてでも第一志望に受かることが出来たのであれば、それはその人が大学に入った後の、大きな自信につながります。その経験と自信こそ、大不況下でも負けないしっかりした羅針盤の役割を果たしてくれるはずです。現役生のみなさんは、「にもかかわらず」笑顔で逃げずに邁進して下さい。 

 ただ…ご存じの通り、来年から科目数が増える大学が多いですよね?移行期のみなさんの学年はすごく不幸だ、というのは僕もよくわかります。でも誰だって生まれた時期や巡り合わせには文句は言えません。正直なところ未知の教科をもう一教科、ということに不安を感じている人ならば、今年はわき目もふらず、見栄も張らず、私学の受験回数を増やすのも現実的方策です。

 例えば神大経済が第一志望なら、同志社商学部、だけでなく関大と甲南の経済も受けておく、など、一校でも多く受験することも強くお勧めしておきます。受かれば選択できます。合格証書を破ることだって出来ます。でも、受けなければ、選択肢は最初から狭まっています。科目数増が怖ければ、見栄より選択肢を増やす方が絶対に大切な要素のはずです。

・浪人したけど、ぜんぜん点数が取れなかった。浪人した意味もよくわからないよ。もうこうなったら来年も予備校に通おうかな…→浪人生で一年間頑張ってきたのに、去年よりセンターの点数が下がったとしたら…これほどショックなことはありませんよね? かく言うタケバタも現役の時から点数が40点近く下がって、目の前が真っ暗になった覚えがあります。

 大学は結局第二志望のところに入り、入学後一年近く自暴自棄になっていたこともありました…。 でもね、入ってみたら、ほんとにわかるのだけれど、大学名だけじゃないんだよ。確かにどんな友人に出会えるか、は大学が違えば変わってくるかもしれないけど、でもそれも含めて本人次第、なのです。 僕は大学入試から早10年、今年博士課程まで修了しそう…な「おじさん」の年齢になったけど、振り返ってみたら、今の大学に入れて本当によかったと思っています。名前が気になったのは、ほんの数ヶ月だけ。第一志望に受かった奴らは羨ましかったけど、でもその一方で「名前負け」や「入った時が人生最高の瞬間」となってしまっている、とラベリングしたくなる一群も垣間見てきました。一方で、自分の中でくすぶる劣等感や雪辱の気持ちは、僕にとっては「ハングリー精神」を行動に移すための大きな動力源になっていました。そして、就職活動をしていてよくわかったのは、確かに大学名も企業は気にするけれど、それより本人がどれだけオモロイ奴か、しっかりしているか、見所があるか、などの方が重視される、ということもよくわかりました。また、結局僕は大学院に進んだのだけれども、大学院入試の際は、この人に指導して欲しい、という教授の下に行くのであって、大学名など全然関係ない、ということも実感しました。 

 何が言いたいのか? もし浪人生で、点数が低くて志望校にとどかない、なら、とにかく今の点数で何とかなるところを受けてみようよ、という事が言いたいのです。先程の現役生の場合とまったく逆のことを言っています。現役生の場合、一度目の挑戦なのだから、逃げずに真っ向勝負も大切なのですが、二度目の勝負で出た点数がやはり低かったなら、もしかしたら今のアプローチではぼちぼち「引き時」という可能性もあります。あるいは一度大学に入ってしまってから、じっくりプレッシャーの少ない状態で考える方が、今後の10年のためにはいいのかも知れません。  

 現役生にも浪人生にも共通する助言としては、とにかく可能な限り粘り強く諦めずに突っ込んでいく。でも、時間的にも学力的にも自分なりに精一杯をしてみて、その結果が望みに追いつかないのであれば、今はまず4月に大学に入ることを目標にして、その後アプローチなり、夢そのものについて考え直す、このような骨太でかつ柔軟な方針を取って欲しいのです。そして、付け加えるのなら、どんな状況にもかかわらず「笑顔を忘れずに!」ということでしょうか。  

 人生を左右するのは苦しい決断ですが、決断とそれに伴う行動が苦しければ苦しいほど、自分のその後の人生にすごくいい影響を与えてくれることに間違いはありません。あと1ヶ月と少し、息切れせずにスパートして下さいませ。応援しております。


つづく?




2006年12月16日(土)TA追記)
大学教師になったBATA先生のHPは
→ http://www.surume.org/index.php




超重要!(続)2003年センター直後スペシャル!

バタの勝手に人生相談 その1


生徒:蒲団の中で「考え事」していたら、母親との関係が険悪、最悪に。何のために「苦労人」してきたかと思うと情けない。ヘゥp!
バタ:何のために、と考えるのはやめましょう。なぜなら、理由というものは常に後付け的に構築されるものだからです。 どういうことって? 実は予備校経験のあるバタは、「何のために苦労人したか」という設問に対して、今では「自分のステップアップのため」等の答えを10個以上持っています。少し頭をひねれば多分その10倍は浮かびます。しかし、それらは全て後付の理由。大学に入った後に振り返って、今の自分に通じる予備校生のメリットとなる事実を都合良く選択し、もっともらしく言ってるだけだからです。 


え、なに? そんなこと言っても現在の僕の苦しみはどうしてくれるのか?ですって。だから言っているじゃない。考えるのは大学に入ってからにしなさい、って。だいたい予備校生になった理由が考えてもわからなくなったんでしょ。考えてもわかんないものを、布団の中で考えても無駄。そんなのは時間が経って、露天風呂にでも浸かりながらのんびりしている時にふと浮かんだりするものです。それより、四の五の言わず机に向かったらどうかしら? 

お前はそうやって予備校生じゃないからそんな好きな事が言えるんだ、人の気持ちなどわからないだろう?って。うん、わかんんない。想像は出来るけど、本当にそうか、まではわかんない。でも、わかんないけど、コミュニケートしあおう、と自分の想像力と経験をフルに働かせて、こうやってあなたに向かっているわけよね。あなたも、布団の中の暗闇で、答えのない問いにエンドレスに向かっているよりは、外の世界とのコミュニケートに真剣になった方が、結果的に今の問いへの解決は早く見つかると思うんだけど、どうかしら。 

ま、はっきり言うと、この時期になったのに未だに成績があがんない、とか、予備校に入ったときに予想していた12月の自分とデータで見せつけられる今の自分の乖離に耐えられなくなった、とか、勉強してない事がわかっていて1ヶ月後のセンターが不安でしょうがない、とか・・・結局自分がやっていない、という事実をひた隠しにしたいから、「生きる意味」だとか、「予備校生になった理由」という抽象的問題に逃げている、としか思えないなぁ。 

どぎついこと言うなぁ、って? 確かに今の君にはキツイと思う。でも、こうやって言っているのは、「目を覚ましてほしいから」。あんたには今、ごにょごにょ逃げている時間的余裕は本来はないはず。それより、一問でも二問でも、簡単な問題でいいから机に向かって解いてみなよ。 

え、まだ反論がある? どうせ今からやっても・・・だって? 

ついに本音がようやく出たね。えらい、えらい。でこっちも本音を言うと、そうやって「今から」と捕らぬ狸の皮算用する人に限って、何もしないまま(そのほとんどが失敗に)終わるのです。逆に言うと、この情況を「せっぱ詰まっている。清水の舞台に立ったようなもんだ。このピンチを乗り越えるには、やるっきゃない(ふ、ふるいフレーズ)」と本気モードに切り替えたものだけが、火事場の○○、を手にいれて、普段の倍以上の能力を発揮できて、結局は逆転ホームランを打ち込むことが可能なんです。 

で何が言いたかったのか。受験勉強ほど楽なものはない。やったもんは、やっただけの成果、やらんかったものはそれだけの成果、が出るのです。

社会に出たら、やっても時期を間違えたり、上から握りつぶされたら、やったものも成果になんないのよ。受験勉強は確実にリターンのある、「やりがい」の本当に感じられるものです。 


結論。布団は晴れた日に天日干しして、その間にあんさんは机に向かいなさい。机で集中出来なければ、阪急電車にのって、梅田−河原町間を10往復くらいする間に、暗証文を連結器の部分でブツブツ唱えなさい。そうやって、問題とのコミュニケートを真剣にしているうちに、あなたの悩みは解決します。 そう、大学に受かるから。じゃあね。

・・・ことほど左様に、バタは過去のバタと後付け的なコミュニケートを果たしているのであった。





TA最終追記)「布団(ふとん)の中で何をしていたの、50年間も?」

まずは外へ出よう。早朝の散歩は、貴君の「怠け癖」を直してくれるかも。まずは外の大気をいっぱい吸い込もう。OK?